喬木村選挙管理委員会は7日、任期満了に伴う喬木村長選と喬木村議再選挙(欠員2)の立候補予定者届出書類の事前審査を村役場で開いた。村長選には現職2期目の市瀬直史氏(63)=無所属、阿島=の1派、村議再選挙には新人1派が出席。いずれも他に目立った動きはなく、無投票の公算が大きくなっている。
審査は告示日の手続きを円滑にするのが目的。村選管職員が当日に提出する書類の内容に不備がないかを確認した。
これまでに、村長選に立候補を予定しているのは市瀬氏のみ。新型コロナウイルスの感染拡大や2020年7月の豪雨災害の影響で想定通り事業が進められず、「中途半端に投げ出す訳にはいかない」とし、昨年10月に再選出馬を表明した。
市瀬氏は横浜市立大学を卒業後、1981(昭和56)年に村職員となり、教育委員会事務局長や企画財政課長などを歴任。2014年の村長選に初出馬し、無投票で当選。2期目も無投票で再選した。
昨年6月の村議選(定員12)の欠員2を補う再選挙には、新人で農業の松村光洋氏(63)=無所属、阿島町=のみが出席した。先月23日の説明会後に1派が書類を持ち帰ったが、南信州新聞社の取材に対し「候補擁立の予定はない」としており、再度定数割れする可能性も出てきた。
村長選・村議再選は18日告示、23日投開票の日程で行う。
◎写真説明:喬木村長選の事前審査