任期満了に伴い4月23日投開票の日程で行われる松川町長選で、13日、無所属新人で自営業の北沢秀公氏(51)=大島=が出馬の意向を示した。15日に町内で会見を開き正式表明する。
北沢氏は同町出身で、飯田風越高校を卒業後1990年4月から町役場に勤務。信州まつかわ温泉清流苑の総支配人を12年務めるなどし、昨年3月末に退職した。退職後はフリーランスのコミュニティプランナーとして、地域づくり事業に取り組んでいる。
取材に北沢氏は「町内に漂う停滞感を打破しなければ、新型コロナウイルスの影響を含め、大きく変わっていく社会に取り残されてしまうという危機感を感じていた。多くの推す声をいただき、自ら課題解決に取り組みたいという思いが強くなった」と出馬を決めた理由を述べた。
町長選を巡り、現職1期目の宮下智博氏(43)=無所属、大島=は、進退について「熟慮中」としつつも「近く答えを示したい」としており、今月中にも態度の表明が見込まれる。
◎写真説明:北沢氏