任期満了に伴う8月2日告示、7日投開票の泰阜村長選まで残り2カ月を切った。これまでに立候補を表明した人はおらず、現職の横前明氏(63)=無所属、万場=は進退を明らかにしていない。横前氏は3日の取材に、14日開会の村議会6月定例会で「進退を表明する」と述べた。
3月定例会の一般質問で横前氏は「新型コロナウイルスなど災害対応に翻弄された。コロナ禍で村民とのコミュニケーションが取りづらく、はっきりといえば不完全燃焼」と話す一方、子育て支援に伴う環境整備については「子育てしやすい村に向け、少しずつ形にすることができた」と手応えも口にした。
2018年の前回選は、6期務めた元職の引退を受けて24年ぶりの選挙戦になった。副村長を辞職して出馬した横前氏と、元地域おこし協力隊の男性の無所属2氏による一騎打ちで、「郷土愛に燃え、豊かで明るい村づくり」を理念に掲げた横前氏が初当選した。
立候補予定者説明会は7月13日、届け出書類の事前審査は同26日。いずれも役場2階集会室で午前9時半から行う。
議員の死去による村議補選(欠員1)も同日程で行う。