任期満了に伴う8月2日告示、7日投開票の泰阜村長選まであと1週間を切った。これまでに現職1期目の横前明氏(63)=無所属、万場=が再選を目指して出馬することを表明しているが、他に目立った動きはない。26日に村役場で開かれた立候予定者届出書類の事前審査には横前氏の1派のみが出席しており、無投票の公算が大きくなっている。
村議会事務局によると、13日の立候補予定者説明会後、書類を持ち帰った派はない。
横前氏は村議会6月定例会で出馬を表明。「村民が安心して生活でき、幸せを実感できる村を目指す」と述べた。就任当初から注力してきた子育て環境の整備については手応えを口にし、「この流れをさらに推し進め、子育て世代に移住したいと思ってもらえる日本一の村にしたい」と力を込めた。
名古屋法経専門学校を卒業後、村職員となり、村診療所事務長、村づくり振興係長などを歴任。24年ぶりの選挙戦となった2018年の前回選に副村長を辞職して出馬し、新人同士の一騎打ちを制して初当選した。
同日程で行う議員の死去による村議補選(欠員1)は、言語聴覚士で新人の野々山直美氏(43)=無所属、平島田=が立候補を予定している。
◎写真説明:現職の1派のみが出席した事前審査