任期満了に伴う阿智村長選(来年1月25日告示、30日投開票)を巡り、無所属現職で2期目の熊谷秀樹氏(53)が3選を目指して立候補する意向を固めたことが4日、分かった。6日開会の村議会9月定例会で正式表明する。
後援会関係者によると、熊谷氏は3日夜に幹部らと懇談。「コロナ禍で大変な時期。引き続いて村の再生に力を尽くしたい」と述べ、9月定例会で正式に表明する意向を伝えた。
6月定例会では、「後援会と相談して検討している最中で、次期をどうするか表明するには至らない」と明言を避けていた。
熊谷氏は飯田商工会議所で事業課長やリニア・三遠南信道推進室長を務め、2014年1月の村長選に初出馬。無投票で初当選し、2期目
も無投票で再選した。
1期目は「阿智家族」をキャッチコピーに定住促進施策を展開。「星ふるさと」を掲げ、日本一の星空を活用した村づくりを進め、阿智☆昼神観光局を設置した。
2期目は第6次総合計画(10年間)を策定。智里西保育園や清内路デイサービスセンターひだまりなどのインフラ整備を行い、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだ。
◎写真説明:熊谷秀樹氏