飯田市産業親善大使に「おぐねー」の愛称で知られるヘアメーキャップアーティストの小椋ケンイチさん(54)=同市銀座出身=を再任することになり、委嘱状の交付式が2日、市役所であった。
佐藤健市長から委嘱状を受け取った小椋さんは3期9年を「多くのことを経験した」と振り返った一方、コロナ禍の3期目は「規制が多く、思い通りに活動ができず心残り」と語った。
市内を通るリニア中央新幹線開業に言及すると「いよいよ現実味を帯び、これからたくさんの人が注目する」と期待の言葉。4期目をリニア開業までの「下地づくり」に位置付けた上で「水引、市田柿、和菓子、焼き肉、果物、野菜など幅広くPRし、街の活気につなげたい」と抱負を述べた。
小椋さんは2012年3月に創設された市産業親善大使の任命第1号。演歌歌手の小沢あきこさん、ものまね芸人のニッチローさん=ともに市出身=がその後委嘱された。小椋さんはコロナの収束を視野に「大使の3人が顔を合わせる形で飯田市の魅力をPRできたら」と意欲を見せた。
◎写真説明:委嘱状を受け取る小椋さん