飯田市は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、「まん延防止等重点措置」の県内適用が解除される7日以降の対応を決めた。市有施設の開館と、市主催の行事やイベントの基準を見直し、「段階的に社会活動を再開できるように」とした。
各公民館や社会体育施設、観光案内所は7日に再開。学校の体育施設と校庭については「小中学校での感染事例が見受けられる」といい、児童生徒以外の立ち入りを極力避ける狙いで、6段階で示す県独自の感染警戒レベルが4になるまで原則利用不可とした。
市有施設はレベル6だと原則休館となり、レベル5は屋外施設が使用可能で、屋内施設は「定員の半分かつ2時間以内の利用にかぎり使用可」に。レベル4は「屋内施設は定員の半分の利用に限り使用可」とした。
市主催の行事とイベントについて、県の開催基準に準じて対応。参加者数が「5000人超で収容率50%超の行事やイベント」は感染防止安全計画を県に提出した上で実施し、市は屋外の行事やイベントについても提出を求めることにした。その他の行事やイベントは、開催時のチェックリストを作成・公表の上で実施できるとした。
保育所については登園自粛を解除。1月13日からの長期間にわたる家庭での保育協力に伴う保護者の心身の負担感を軽減する。