飯田市の佐藤健市長は4日の定例会見で、市内の新型コロナウイルス感染状況に触れ「下げ止まりの状況が続いている」とみた。感染経路が分からないといった人が少なくなっている一方で、「感染のリンクが切れない」と指摘。「どう断ち切るかの対策が難しい」との認識で、飯田保健所と相談しながら対策を講じていくとした。
希望する市民らに無料配布する簡易検査キット(抗原定性検査)について、使用する場面が拡大する見通し。感染拡大地域との移動が増える年度末に当たり、「水際対策としての活用を市民に呼び掛けたい」とした。
県内全域に適用されている「まん延防止等重点措置」が6日に解除される見通しで、解除後の対応は5日に開く対策本部会議で検討する考えを示した。
65歳以上を対象にした3回目のワクチン接種率については41・7%とした。