飯田市は1日、2022年度の年度始め式を市役所で開いた。佐藤健市長は信大の新学部誘致や南信運転免許センターの設置、文化会館の建て替えといった課題に触れた上で、先頭に立って取り組む姿勢を強調。本年度のキーワードに「挑む」「挑戦する」を据え、職員に向けても「積極的にチャレンジを」と呼び掛けた。
式には部課長級や新規採用職員らが出席した。
22年は「コロナ禍を乗り越え、日常を取り戻す年」と位置付ける。「難しい課題」との認識で、市街地で25~27日に開催された「飯田お練りまつり」の成果と教訓を1つの糧として職員とともに挑戦するとした。
本年度もコロナ禍のスタートとなった。知見、経験、対処方法などが蓄積されている一方、ウイルスも変異を重ね「これまでの対応の仕方がこれからも正しいかどうかは常に考える必要がある」とみた。
1月の仕事始め式では「先を読む力」と、状況の変化に迅速に対応する「スピード感」が求められると指摘した。「先を読もうとして読み誤ることもある。スピード感を求めれば拙速のそしりを受けることもある」としながらも、職員には恐れることなく挑戦する姿勢を求めた。
◎写真説明:訓示を述べる佐藤市長