【飯田市】環境省の「脱炭素先行地域」で飯田市と中部電力の共同提案が選定 4月に続き第2弾

政治・行政

[ 2022年 11月 1日 火曜日 15時52分 ]

 政府目標に先駆け、2030年度までに脱炭素化に取り組む地域を募る環境省の「脱炭素先行地域」で、飯田市は1日、市と中部電力の共同提案が選定されたと発表した。先行地域の選定は4月に続き、第2弾。

 災害時にも有効な小規模なエネルギーネットワーク「マイクログリッド」で、市は中部電力との協働で事業化に向けて整備する。担当課によると、「メガソーラーいいだ」を主電源施設として川路地区での構築を計画。22年度に周辺整備に着手し、24年1月の運用開始を目指す。

 川路小学校、川路保育園、川路5地区公民館などの各避難施設や周辺住宅へ電力供給できる。ノウハウを積み上げ、30年以降に市内の他地域や市外へ展開していく。

 共同提案は川路地区全域と市内全小中学校を対象エリアとし、地域マイクログリッド構築によるレジリエンスの向上や▽太陽光発電と蓄電池の積極導入▽脱炭素社会を担う人材育成―などを盛った。

 佐藤健市長は「地方都市の脱炭素化を加速するモデルとしてけん引していけるよう取り組みを進める」とした。

 先行地域は、温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出削減に取り組む先進モデルをつくり、全国に普及させる狙い。1自治体当たり5年間で最大50億円を交付する。

 市は1996年に都市像として「環境文化都市」を掲げ、97年に環境分野の取り組み基盤となる環境基本条例を制定するなど全国に先駆けて「環境のまちづくり」を進めてきた。2007年には議会提言を受ける形で環境文化都市宣言を行い、「人も自然も輝く個性ある飯田市」を築くことを誓った。

 05年を基準として50年までに二酸化炭素排出量を「70%削減」との目標を掲げ、09年には地球温暖化対策に積極的な自治体を支援する国の「環境モデル都市」に選定された。

 21年3月には市、市議会、飯田商工会議所の3者連携で「2050年いいだゼロカーボンシティ」を宣言している。

  

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