任期満了(来年4月29日)に伴い来春予定される統一地方選の前半に行われる県議選まで1年ほどに迫った。本紙の8日までの調べでは、飯田市・下伊那郡区の現職4人のうち、立候補に前向きな姿勢を示した議員は1人で、残り3人は未定とした。
自民党県議団で5期目の小池清氏(64)=飯田市下久堅=は次期の出馬に前向きな姿勢を示した。表明時期については検討中とした。
改革・創造みらいで4期目の小島康晴氏(66)=飯田市高羽町=と1期目の熊谷元尋氏(65)=高森町吉田=、県民クラブ・公明の川上信彦氏(51)=平谷村=の3人は、いずれも進退については未定としている。
新人は、前回新人候補を擁立した共産党が擁立に向けて調整を進めるほか、他の新人にも出馬を探る動きがある。
前回2019年の県議選飯田市・下伊那郡区は、旧飯田市区(定数3人)と旧下伊那郡区(定数2人)が合区で定数1減の4となり初めての選挙だった。
合区と定数1減による環境の変化に加え、定数の2倍にあたる計8人が立候補し、乱戦に。結果は下伊那郡内新人2人が上位当選を果たし、飯田市内の現職2人が続いた。わずか59票差で当落が分かれた。
投票率は58・89%で、飯田市、下伊那郡とも旧選挙区で行った2015年前々回選を上回った。