【高森町】ウクライナからの避難民受け入れ準備 壬生照玄町長が生活・就労支援の方針示す

政治・行政

[ 2022年 4月 15日 金曜日 16時19分 ]

 ウクライナからの避難民の受け入れを計画している高森町の壬生照玄町長は14日、募金などを活用して生活費を支給する他、町役場や町内企業を就労先に紹介する方針を示した。早ければ今月末にも到着する見込みで、実現すれば県内で初の受け入れとなる。

 ウクライナに支部がある総合格闘技団体「空手道禅道会」(総本部・飯田市上郷黒田)を通じ、支部会員の家族4世帯9人を受け入れる予定。このうち6人が幼児を含む子どもで、3人が母親という。

 町はまず町営宿泊施設で9人を受け入れ、町が生活費を支給した上で公営住宅など居住先を探す方針。母親に対しては町内の企業を就労先として紹介したり、町の会計年度任用職員として雇用したりすることも検討している。子どもたちは町立小中学校に通ってもらう。

 国の支援金や禅道会と協力して行っている募金を活用して生活を支援する計画で、国際協力機構(JICA)に通訳の派遣を要請したり、日本語学校に通えるよう準備や検討を進めている。

 ウクライナやポーランド支部と連絡を取り合っている禅道会主席師範の小沢隆さん(61)=同町山吹=を通じて現地の情報を収集しており、9人は「現時点ではポーランドに向けて移動しているとみられる」(壬生町長)という。ポーランド到着後は日本政府のチャーター機で移動する。

 壬生町長は「こちらに避難している間は落ち着いて生活し、母国に残る人たちと連絡が取れる環境をつくらなければならない」と話した。

 県国際交流課によると、14日現在で27市町村が避難民の受け入れや物資の提供などの支援に協力する方針を示している。飯田下伊那地域では飯田市と平谷村も協力を表明している。

 町は役場と山吹支所、中央公民館に募金箱を設置中。17日には高森中の生徒が、パースやMEGAドン・キホーテUNY高森店で募金活動を行う。

◎写真説明:町役場に設置された募金箱

  

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