半世紀の役目終える 根羽村、旧役場庁舎で閉庁式

政治・行政

[ 2018年 9月 1日 土曜日 13時00分 ]

半世紀にわたって利用された庁舎

 根羽村役場の新庁舎への移転に伴い、8月31日、現在の庁舎で閉庁式が開かれた。職員らは、半世紀にわたり村の中心となってきた施設に「ありがとう」と別れを告げた。

 現在の村庁舎は1969年7月、地上6階建ての鉄筋コンクリートのビルとして誕生した。当時小学6年生だった大久保憲一村長は 「これほどの建物はほかになく、村を誇りに思うとともに感動を覚えた」と振り返る。

 平成初期ごろまで結婚式場や披露宴会場としても利用された。2000年の豪雨災害時には1階駐車場部分に浸水。14年豪雪時に孤立した池の平集落からヘリコプターで住民を救助する際には災害対策本部になった。

 年数が経過し老朽化が進んだほか、13年に実施した調査で建物が耐震性能を満たしていないことが明らかになった。16年8月に役場機能を近くの老人福祉センターしゃくなげへ移転する方針を決め、事業を進めてきた。

 新たな庁舎は内壁や机、カウンターなどに根羽スギ、根羽ヒノキを利用して木質化を図った。暖房でも薪ボイラーを活用した空調設備を取り入れ、村内の間伐材を有効活用する。

 大久保村長は「森林の売却益で建てた庁舎から、木質化で森林の村を表現した新庁舎に移る。時代の流れを感じる」と話した。1、2の両日に引越し作業を行い、3日から新庁舎での業務を開始。落成式典は8日午前11時から開く。

  

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