来年1月19日告示、24日投開票の平谷村長選で進退が注目されていた現職4期の小池正充氏(78)が10日、村議会12月定例会で「今期での引退を決意した」と表明した。会見では後継候補を擁立する動きがあることを認め「ほぼ決まっている」と述べた。後援会幹部は取材に、村職員幹部の男性の擁立を探っていることを明らかにした。
小池氏は会見で「高齢と、体力にこの先自信が持てないこと」を退任理由に挙げ、「新しい方に譲り、新しい目で村づくりに励んでもらうほうが村のためになるのではと思った」と述べた。
成果には旧平谷中学校の阿智中学校への統合を挙げて「阿智村へ委託でき、子育てをする人たちに安心感を与えられたのでは」と語った。
新人候補の擁立については「私から詳しく言うつもりはない」と述べるにとどめた。任期の満了は来年2月4日。
小池氏は下伊那農業高校卒。平谷カントリー倶楽部の社員だった1998年に村議に初当選し、産業建設委員長、総務委員長を歴任。2005年の村長選で初当選した。現在は下伊那郡町村会長を務めている。
村長選を巡っては現時点で、他に目立った動きはない。
◎写真説明:引退を表明する小池村長