国民に一律10万円を支給する国の特別定額給付金について、飯田下伊那地域では1日までに、大鹿村を除く13市町村が具体的な申請受け付けや支給の開始日を固めた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国が支給する。飯伊では平谷村が最も早く、11日から給付金の支給を行う。
4月30日には給付金を含む緊急経済対策を盛り込んだ本年度補正予算案が参議院本会議で成立。受け付けと支給開始日の決定は市区町村が行い、経費は国が全額補助する。準備の整った自治体から順次手続きが進められる。
通常の申請受け付け開始日が最も早いのは1日からの平谷村で、支給開始日も最速。次いで天龍村が12日に支給を始める。
当面の生活費など緊急に現金が必要な住民に対し、飯田市と阿智村は先行して申請を受け付け、飯田市は5月中、阿智村は18日にも支給する。
松川町は8日にもホームページに申請書を公開。印刷して記入すれば同日から先行して申請を受け付け、22日から支給する。
高森町は4月28日に申請書類を全世帯に発送し、受け付け開始日の7日より前でも郵送で申請書を受け取る。また、記入の仕方が分からない人のため、2日から6日まで相談窓口を町福祉センター1階ロビーに開設する。
感染拡大防止の観点から、給付金の申請は「郵送申請」か「オンライン申請」のみで行う。給付は、原則として申請者の本人名義の銀行口座への振込みによって行う。
給付対象者は基準日(4月27日)に住民基本台帳に記録のある人全てが受け取ることができる。3カ月を超える在留資格などを持ち、住民票を届け出ている外国人も対象となる。
詳細、問い合わせは各市町村へ。
◎写真説明:給付金申請書(高森町の例)