「基本構想基本計画」策定委が初会合~リニア開業見据え~

政治・行政

[ 2014年 4月 16日 水曜日 13時12分 ]

 南信州広域連合は14日、2027年に予定されるリニア中央新幹線の開業を見据えた飯田下伊那地域の新たな総合計画となる「基本構想基本計画」の策定委員会の初会合を県飯田合同庁舎で開いた。基本構想・計画はリニア時代の圏域の将来像の方向性を具体化。12月をめどに案をまとめ、2015年度からの実施を目指す。

 11年度から5年間を期間とした第3次広域計画に代わるもので、1年前倒しで策定する。リニア開業を見据えた圏域全体の地域づくりの方向性をまとめ、具体的な課題の整理や事業設定などを見込む。広域連合が策定した「リニア将来ビジョン」の具現化に向けた計画にもなる。

 目指す地域の将来像に「小さな世界都市」「多機能高付加価値都市圏」を掲げた同ビジョンは策定から3年以上が経過。昨秋にはリニアの駅位置やルートが確定するなど、地域を取り巻く状況が変化していることから、構想・計画の中で時点修正や補強などを図る。

 基本構想は15年度から24年度までの10年間、一方の基本計画は15年度から5年間を計画期間に想定する。基本計画は地域の将来像の実現に向けた課題を整理し、解決のための方向性を示す他、重要性の高い分野を調査研究プロジェクトに設定。現在取り組む「地域振興事業」も抜本的に見直す。

 策定委員は経済産業、医療福祉、環境、教育、地域づくりなど各種団体の代表者の他、飯田女子短期大学と飯田コアカレッジの学生、飯伊14市町村の推薦住民ら45人に、市町村や同広域連合の職員らが加わる。委員会は12月までに12回を予定する。前半は基本構想、後半は基本計画を検討。外部有識者や実務者などによる研修、助言の機会も得る。

 初会合はオリエンテーションの位置付けで、広域連合事務局や県下伊那地方事務所の職員らが、広域連合制度や地域課題、リニア将来ビジョンなどを説明した。牧野連合長は冒頭あいさつで「地域の将来像の実現に向けた新たな指針。1年にわたり力を貸してほしい」と述べた。

  

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