下條村長や議員ら青崩峠トンネル現場視察

政治・行政

[ 2015年 9月 30日 水曜日 13時09分 ]

 下條村の伊藤喜平村長や村議員らが28日、飯田市と浜松市を結ぶ延長約100キロの高規格幹線道路「三遠南信自動車道」のうち、最大の難工事とされる青崩峠トンネル(延長4998メートル)の調査坑掘削工事現場を視察した。昨年12月の着工以降、長野県側からは745メートル掘り進んでおり、参加者らは掘削先端部分にむき出す圧砕岩(マイロナイト)などトンネル内部を見学した。

 伊藤村長や宮島俊明副村長、村松積議長をはじめとする議員らが参加しての青崩峠道路視察は初めて。国土交通省飯田国道事務所の柴山智和事務所長が同行し、工事の進ちょく状況について説明を受け、現状に対する理解を深めた。

 青崩峠トンネルは飯田市南信濃と浜松市水窪を結ぶ。本体工事を前に調査坑の掘削工事が昨年8月に浜松側から、同12月に飯田側からも始まり、同国道事務所によると浜松側から1110メートル、飯田側から745メートル掘り進んでいる。

 説明では、入り組んだ断層の上、央構造線上に位置している点や脆弱(ぜいじゃく)な岩盤など難工事と言われる理由を紹介。延長5014メートルの調査坑は2交代制の24時間で掘削を続け、1日平均4~5メートルほど掘り進み、本坑が完成した後は避難坑として活用する。

 調査坑の開通については「土質によって掘削速度が変わるため、まだ明確な工期は分からない」とするも、当初多く出ると予想された水量が現在までに少なく「順調に進んでいる。スピードは速い」と説明。調査坑の総掘削量は70万立方メートルで、トンネルと国道152号を接続するための盛土に活用するという。本坑が開通するとこれまで車で40分掛かった道のりをわずか5分で通過することができるようになる。

 トンネル内や先端部分、掘削するための重機などを見学した村松議長は「報道でしか見たことはなく、知識もそこまでだったが、実際目の当たりにすると実感が湧く。発展に結び付く重要な道路だと感じる」と述べ、伊藤村長も「わくわくすると同時に躍動感を感じた。工事現場も非常に整然としており、開通に向け期待が募る」と話した。

 一行はこのほか、10月17日に開通する小道木バイパスや、工事が進む天龍峡大橋の進捗状況も視察した。

  

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