新型コロナウイルス対策としてマスク着用を推奨してきた国の方針転換に伴い、13日から着用が個人の判断に委ねられた。初日の飯田市内は多くの人がマスクを着けて過ごした。
飯田駅前「丘の上結いスクエア」2、3階のムトスぷらざで13日午後に入館した人のうち、8割以上がマスクを着けた状態で過ごした。
マスクなしで読書を楽しんでいた高羽町の男性(84)は「ここは広々とした空間なので外すことにした。歩いている間もマスクは外すが、会議や人ごみでは着けたい」と話した。
女子高校生の4人はマスクなしで食事をしたが「私たちは“マスク着ける派”。外すのは食べている間だけ」と説明。この日はクラスメートのほとんどが着けていたという。
追手町小学校でもこの日からマスクの着用は児童の自由となったが、数人を除いてマスクを利用。14日も同じ対応だった。
飯田信用金庫の職員は本部、支店とも3月いっぱいまでマスクを着けて勤務し、それ以降の対応は月末の状況をみて判断する方針とした。
アルコール消毒の装置は引き続き各店舗に設置しているが、消毒は依頼せず、来店客のマスク着用も任意としている。
◎写真説明:職員は月末までマスク着用とした(飯田信金本店で)