連合飯田が春闘決起集会「賃金カーブ維持分は確保を」

社会

[ 2010年 2月 11日 木曜日 13時35分 ]

 連合長野飯田地域協議会(中島修司議長)は9日夜、「2010年春季生活闘争決起集会」を飯田市上郷別府の飯伊地場産業振興センターで開いた。構成単組の代表ら約100人が参加。厳しい経済情勢を認識した上で「賃金カーブ維持分の確保」や「すべての労働者を対象にした処遇改善」を重点要求とする方針を確認。闘争開始宣言の中では、雇用構造の是正や人材育成への積極投資など、将来を見据えた内容も盛り込んだ。

 連合の今季春闘方針は▽統一ベア要求は見送り、賃金カーブの維持を確実に行う▽非正規労働者を含む全労働者の処遇改善―を柱とした。飯田地協は例年、2月に春闘開始宣言集会、3月に総決起集会を開いていたが、ことしは一本化。今集会を産別間の情報共有や相互研さんの場とし、連帯の意識をより強めた。

 中島議長は地域や企業規模間の格差、デフレスパイラルなどを懸念した上で「目先だけでなく、将来を見据えた人材育成、産業構造の構築が必要」「企業は人で成り立っており、ワーク・ライフ・バランスの確立も求められる」などと指摘。「働くすべての仲間の生活の安定を目指していこう」と呼び掛けた。

 承認された春闘方針のうち、すべての組合が取り組む「ミニマム運動課題」は▽賃金カーブ維持分を必ず確保▽全労働者を対象にした処遇改善▽企業内最低賃金協定の締結拡大と水準の引き上げ▽総実労働時間の短縮や、時間外・休日労働の割増率の引き上げなどによる雇用の安定と創出―とした。

 採択した「闘争開始宣言」では「今次闘争を『ミクロの企業論理に傾いた経営姿勢を転換するターニングポイント』とすべく不退転の決意で立ち向かう」と強調。内外需のバランスのとれた経済成長の実現、人材育成の強化、ワーク・ライフ・バランスの実現なども求め「地域内のすべての労働者の雇用と生活の安定を実現するため、組合員でない働く仲間とも連帯を強め最後まで闘い抜こう」との決意を込めた。

  

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