お盆の帰省シーズンを迎えているが、新型コロナウイルスの全国的な感染拡大の影響で高速バスの利用者は13日を迎えても少なく、飯田市内は2年連続で静かなお盆となっている。
信南交通によると、新宿線のお盆シーズン中の予約状況は、動きがほとんどなかった昨年より増えているものの、新型コロナウイルスの感染拡大前と比べると20%前後で推移している。
予約状況はコロナの影響に大きく左右されており、都内で4回目となる緊急事態宣言の適用後など、キャンセルが多い時期が2回ほどあった。高速乗合課は「お客さまが迷いながら、悩みながら動いている印象」としている。
13日午前の伊賀良バス停で乗降する人は少なく、待合所で家族を出迎える人の姿は少なかった。バスの待合所がある「りんごの里」はにぎわったが、多くはお盆の花を買い求める地元在住者だった。
◎写真説明:飯田に到着した高速バス