12年ぶり飯田市植樹祭

社会

[ 2018年 5月 12日 土曜日 13時50分 ]

松川入で飯田市植樹祭

 飯田市と飯伊森林組合は12日、2006年以来12年ぶりとなる飯田市植樹祭を松川入財産区の松川ダム堆砂造成地で開いた。小学生や公募市民、市議らを含む約100人が参加。ヒノキの植樹作業や記念品作りなどを通じて、森林の魅力や自然環境の大切さを肌で感じた。

 森林資源への理解を深め、緑豊かな郷土づくりを進める狙い。市は近年、間伐中心の育樹祭を毎秋に続けてきたが、松川ダムの堆砂搬出による造成事業(2015~18年度)が終わることから、本年度と来年度は「山の再生」に向けた植樹祭を松川入で展開する。

 五月晴れの下、参加者たちは市花であるミツバツツジの記念植樹に続き、6班に分かれて約1万平方メートルの斜面にヒノキの幼木3000本を植えた。

 ヘルメットに軍手を着用した児童たちも市林務課職員らの指導を受けながら、斜面で汗を流した。鍬を使って30センチ四方で深さ20センチの穴を作り、ヒノキの根がしっかり広がるようにして土をかぶせた。

 松尾小3年の宮嶋斗真君(8)は「掘る作業が楽しい」と鍬を振るい、姉で同5年の華音さん(10)が植え付け作業を担当。母親の真奈美さんは「今後も機会をつくって成長を見に来たい。素晴らしい資源になるとうれしいですね」と笑顔を見せていた。

 昼食は森林を見渡しながら、炊き出しの豚汁やおにぎりをほお張った。午後の記念品作りでは、輪切りのヒノキに木の葉や木の実などをあしらった焼き印を押し、花台や鍋敷きなどに使えるコースターを仕上げた。同財産区の小木曽健宏議長の講話もあり、森林整備への理解を深めた。

 開会あいさつで牧野光朗市長は「森林作りは一朝一夕にはできず、伐採には世代をつないだ長い歳月が必要」と指摘し「地域の将来のための汗を流してほしい」と呼び掛けていた。

  

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