山道でバイクの運転技術を競うモータースポーツ「サンデーファミリートライアルSpecial in 平谷」(運営委員会=愛知県豊田市=主催)が24日、平谷村内一帯で開かれた。コロナ禍で昨年は中止となり、2年ぶりの開催となった。
平谷高原スキー場を発着点に村内の山間地を巡る約60キロのコースで、岩場や沢などがあり、急斜面やカーブも多い。25カ所のセクション(採点区間)が設定され、審判員がどれだけ足をつかずに通過できるかなどの運転技術を採点した。
今年で23回目で、北は秋田や福島県から南は鹿児島や長崎県まで、全国各地の愛好者114人がエントリー。年齢層も18歳から73歳までと幅広く、女性3人の姿もあった。
午前7時半から2人ずつ1分間隔でスタート。6時間余りに及ぶ過酷なレースで、完走者は80人だった。
阿智村伍和出身で第1回から唯一連続参加している井原久夫さん(61)=愛知県豊川市=は、数年前からゼッケン1を着けてスタートラインに立つ。完走し「古里に近い平谷の自然を楽しんで走った。年々記録も向上している」と笑顔を見せていた。
上位5人は次の皆さん。①飯田修(大阪)②三好弘祐(京都)③宮川崇(愛知)④長嶋克哉(静岡)⑤石川英治(埼玉)
◎写真説明:「1」のゼッケンでスタートに立つ井原さん