第104回全国高校野球選手権長野大会の開会式が9日、松本市野球場で行われ、86校76チームによる戦いが10日に幕を開ける。開会式は3年ぶりに観客を入れて開き、飯伊球児も足並みをそろえて力強く行進。飯伊勢は10日から登場し、熱戦を繰り広げる。
開会式は前回大会優勝の松商学園を先頭に、東信、南信、中信、北信の順に入場。スタンドと関係者の手拍子に合わせて行進した。
飯伊勢は阿南・辰野・岡谷東・茅野の南信連合、松川、飯田、風越、OIDE長姫、下伊那農、阿智の順番に入場。「イッチニ」の掛け声に合わせてグラウンドを踏みしめた。
長野南の細井陸生主将が選手宣誓に立ち、「3年ぶりに観客を入れての開催をうれしく思う。たくさんの方に支えられて野球ができることに感謝し、勇気と希望が与えられるよう最後までフェアプレーで戦い抜く」と誓った。
飯伊勢7チームのうち、松川と風越は10日に登場。OIDE長姫と阿智は11日、阿南などの連合チームと飯田は12日、下農は13日が初戦となる。
大会は松本市野球場としんきん諏訪湖スタジアム、長野オリンピックスタジアム、上田県営野球場、準決勝以降は長野オリンピックスタジアムで行い、順調に日程が進めば30日に甲子園に出場する県代表が決まる。
太鼓とブラスバンドの規制は3年ぶりに解除して開くが、大声を出す応援は禁止となる。
◎写真説明:元気に入場行進する飯伊の球児