全国高校ラグビー大会に出場した飯田高校ラグビー班を応援しようと、NPO法人南信州クラブによるパブリックビューイング(PV)が28日、飯田市座光寺のエス・バードであった。同窓生、保護者、南信州クラブ員、一般など約100人が富山第一との初戦を観戦し、地元から声援を送った。
飯田の花園出場では毎回、バス10台ほどで現地に駆け付けて応援してきた。今回の現地観戦は選手を含め学校関係者60人に制限されており、同窓会でPVを企画。ラグビーW杯などでPVの実績がある南信州クラブに依頼した。
感染防止のため、会場でも声を出した声援は行わず、拍手と旗を振るなどして応援した。参加者は前のめりになりながら試合を食い入るように見つめ、モールからの前進などの好プレーが出ると沸き立っていた。
試合を見守った豊丘南小6年の大原悠翔君(12)は「モールから一気に前に出ていくのがすごかった」と話した。
試合は31―8で飯田の快勝。30日の目黒学院との第2回戦でもPVを開催する。会場は飯田高校小体育館で、開場は午前11時15分、試合開始は正午から。定員200人。主催は同窓会。
南信州クラブの小沢健さんは「皆さんのおかげで快勝できた。次も勝てば飯田高校ラグビー班として初めての年越し。2回戦もぜひ応援を」と呼び掛けている。
◎写真説明:エス・バードでのPV観戦