飯田市の上郷ラグビースクール(河合圭校長)が本年度、発足40年を迎え、18日に記念式典を飯田市座光寺のエス・バードで開いた。これまでの歩みを振り返り、節目を祝うとともに、スクールの継続に向けて気持ちを新たにした。式典前には豊丘村のリバーフィールドで岐阜県のラグビースクールとの招待試合があった。
1983(昭和58)年の発足時は10人だったメンバーが現在は約80人になり「ノーサイド精神」でラグビーに打ち込んでいる。高校や大学、トップリーグで活躍するOBは多く、日本代表選手も輩出している。式典には7人の現役・元トップリーグ選手のOBが出席した。
式典で河合校長は「保護者やコーチ、地域の支えのおかげで40年間続いている」と関係者に感謝を述べ「楽しいラグビーと仲間作りを目指し、これからも生徒、指導者、保護者が三位一体となって活動していく」と力を込めた。
来賓を代表して元トップリーガーの星野将利さん(36)があいさつ。「上郷RSでラグビーと出会い、ラグビーの楽しさを知った。スクールに入っていなかったら今の自分はない。今後は恩返しをしていきたい」と話した。
招待試合は、青空の下で白熱した戦いが繰り広げられた。選手らは果敢なタックルや力強いランを見せ、練習の成果を発揮。敵を抜き去ってトライが決まると保護者から拍手が起こった。
同スクールには園児から小学生までが所属している。かつては中学生の部もあったが、10年ほど前に他スクールと統合された。近年は女子選手も増え、約15人が所属している。
◎写真説明:上郷RSの40周年記念式典