サッカーJ3松本山雅FCは23日、飯田市松尾明の飯田市松尾総合運動場で、トップチームの練習試合をした。飯田で試合をするのはJリーグに昇格して以降初めて。晴天の下で1000人が観戦し、迫力あるプレーに沸いた。
JFLのFCマルヤス岡崎(愛知県岡崎市)と対戦し、45分のゲームを3本行った。
1ゲーム目は0―5で敗れ、会場からはため息がもれたが、2ゲームから本領発揮。23分にFW横山歩夢が初ゴールを決めると、会場から「おお」と大きな歓声が出た。その後は山雅が攻撃を仕掛ける場面が多くなり、子どもたちから「行け行け」と声援が飛んでいた。2、3ゲームは山雅がそれぞれ2―1で勝った。
飯田市山本の男子児童(9)は「シュートがかっこよかった」と笑顔を見せ、「プロのプレーを間近で見られて良かった」と話した。
試合の合間には、コロナ禍で延期されていた山雅後援会飯伊支部の発足式もあった。永井茂美支部長(69)は「待望の試合で、子どもたちに見せてあげられて良かった。山雅の活動にできる限り協力し、これを機にファンを広げられたら」と話した。
試合前には山雅選手OBらがサッカー教室を開き、小学生約90人が参加。佐藤健飯田市長によるキックインセレモニーもあった。
◎写真説明:相手の守備と競りながらシュートを放つ松本山雅の選手(右)