飯田市松尾地区を拠点に活動するドッジボールクラブ「飯田DBC REAL」が、「第27回県小学生ドッジボール選手権大会」(知事杯)で初優勝を果たした。26日に石川県金沢市で開かれる第32回春の全国小学生ドッジボール選手権全国大会に出場する。中澤杜綺(とき)キャプテン(12)は「リラックスして自分たちのペースで試合をしたい」と意気込んでいる。
2005年、前身の「座光寺DBC」が発足。08年には知事杯で準優勝した。活動範囲や部員を広げようと21年に「飯田DBC REAL」に改称。現在は30人が所属し週4回、松尾小体育館や市勤労青少年ホーム体育館などで練習を重ねている。
知事杯には県内の16チームが出場。グループリーグを通過し、決勝トーナメントに進んだ。2セット先取の準決勝は3セット目までに勝敗がつかず、最初にアウトをとったチームの勝ちとする「ヴィクトリーポイント」で勝ちをつかんだ。
中澤キャプテンは「緊張したが自信があった。やっと優勝することができた」と振り返った。全国大会に向けて「まずは予選突破を目指したい」と話していた。
中澤信幸監督(37)は「どのチームより練習した成果が出た。県代表として恥じないよう、全力でプレーしてほしい」とエールを送った。
◎写真説明:飯田DBC REALのメンバー