高森町出身のプロバスケットボール選手でBリーグB2茨城ロケッツ所属の福澤晃平さん(26)は6日、母校の高森中学校を訪問し、後輩の男女バスケ部員35人と交流した。福澤さんは「プロという選択肢もある。バスケが好きならBリーグの舞台を目指してほしい」と呼び掛けた。
オフシーズンの帰省に合わせて壬生照玄町長を表敬訪問し母校を訪ねようと町と学校に打診し、バスケ部員との交流が実現した。中学総体を目前にした部員たちは、目を輝かせながら福澤さんを迎えた。
福澤さんは、3ポイントシュートの実演などを行い「中学総体と新人戦で県大会を目指してほしい。身長210センチの外国人選手がいる中で自分もプレーしている。皆も努力すれば道が開ける。それぞれの夢を実現させるために頑張って」と呼び掛けた。
交流会後も男子の練習に参加。互いに声を掛け合い視界外の仲間と連携をとる大切さなどを伝えた。樋口涼太部長は「3ポイントシュートのフォームがすごくきれい。今日教わったことを皆で生かしたい」と喜んだ。
同校で福澤さんを迎えた壬生町長は「町出身のプロ選手が活躍していることは大きな励み。中学生の目標としてこれからも長く活躍してほしい」と語った。
福澤さんは2016年、関西大学卒業後、B2のFイーグルス名古屋へ入団。主にポイントガードを務め、昨年はB2トップの3ポイントシュート成功率で「ベスト3P成功率賞」を受賞した。
茨城ロケッツへ移籍した2018~19シーズンは60試合の出場で627点、98アシストを記録した。来シーズンも茨城ロケッツでプレーする。
◎写真説明:母校のバスケ部員と練習する福澤さん