第13回飯田ラグビーフェスティバルが16日、飯田市総合運動場で開かれ、地元の中学生や女子、高齢者のチームが県外チームと熱戦を繰り広げた。
南信州クラブに加わる40歳以上の「信濃不惑」、高校女子の「リミックス」、中学生の「南信州ジュニアラグビースクール」が、それぞれ県外チームと交流試合をした。
飯田女子、OIDE長姫、下伊那農、飯田の4校の計6人や中学生で構成する女子チームの「リミックス」は、山梨県のチームと対戦。序盤から果敢に攻めてトライを重ね、圧勝した。
OIDE長姫3年の佐藤美瑠さん(18)は「相手は身体的な強さがあり、やりがいがあった。コンディションは悪かったが、勝てて良かった」と振り返った。
中学生は、奈良県の強豪校、天理中学校と学年ごとに対戦した。
3年生の試合では、天理が素早いパス回しで序盤に先制したが、南信州はタックルで守りを固めながらラインを押し上げ、前半終了間際にトライを決めて同点に。後半で逆転し、勝利した。
ラグビーの魅力を内外に発信しようと、NPO法人南信州クラブ(飯田市)が企画。併催を計画した南信州新聞社杯ラグビー大会は雨天中止になったが、選手も含めて約200人が参加した。
スタンドには家族や愛好者らが足を運び、声援を送った。
事務局の小沢健さん(61)は「今後もフェスを重ね、南信州のラグビーを盛り上げていきたい」と話していた。
◎写真説明:果敢に攻めた中学生の交流試合