第99回全国高校ラグビー大会(日本ラグビー協会など主催)が27日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕した。2年ぶり9度目の出場となった県代表の飯田は、全国の高校ラガー憧れの芝を踏みしめ、強豪校とともに堂々と行進した。初日は1回戦8試合が行われ、午後1時半現在、飯田は大分東明と対戦している。
午前10時半に始まった開会式では、代表51校の選手たちが色とりどりのジャージー姿で力強く行進し、スタンドのラグビーファンから盛んな声援を浴びた。
緑と白の横じまジャージーの飯田は、北側入場口から高鍋(宮崎)に続き11番目に登場。県大会優勝旗を手にした井原啓太主将(3年)を先頭に、力強く芝を踏みしめて進み、スタンドから大きな拍手を受けていた。
連覇を目指す大阪桐蔭の優勝旗返還に続き、岡田正治大会長、日本ラグビー協会の森重隆会長らが激励した。
選手宣誓で高鍋の細元亮主将は「W杯で世界中を熱くしたラグビーの力をもう一度ここから発信したい。多様性に満ちた私たちが真に“ONE TEAM”になれるよう戦っていく」と誓った。
開会式後、井原主将は「すごく多くの人たちが盛り上がっていて、自分たちのテンションも高まった」と引き締まった表情。間もなくに迫った試合へ「自分たちの力を出し切れるようチームを引っ張っていきたい」と意気込んだ。
◎写真説明:力強く入場行進する飯田の選手たち