飯田女子高校弓道クラブの2年生4人が、このほど岐阜市で開催された「第39回全国高等学校弓道選抜大会」(全日本弓道連盟など主催)に団体戦で出場し、5位入賞した。
出場したのは、宮脇萌花さん(17)、小室葵さん(同)、内山心結(みゆう)さん(同)、菅野雪菜さん(16)。同校が新人戦の大会として全国出場したのは、12年ぶりとなった。
女子の部には52チームが出場。各団体3人が4本ずつ射て、的中数の上位16チームが決勝トーナメントに進んだ。同校は予選で8本を的中させ、トーナメントに進出。第1試合で10本を当て、神奈川県の大船を敗った。
続く準々決勝では、同大会優勝校となった熊本県の秀岳館と対戦。6中させたが秀岳館に9本を当てられ、敗退した。
最初に矢を射る大前を務めた宮脇さんは「私たちがあと1本ずつ射られても、勝てないくらい強かった。元々の目標はベスト8だったので5位という結果は良かったが、もう少し上にいける内容だったのではと感じている」と振り返った。
クラブでは大会の反省から、弓を引いて矢を射るまで何を意識するかを明確にする、的を狙って射るまで適度な時間を保つといったことに気を付けながら、稽古に取り組んでおり「次はインターハイでベスト4を目指したい」と力を込めた。
顧問の田中宏幸教諭は「よくコロナ禍の中でもあきらめず、こつこつと稽古を頑張ったと思う。この先も大会が開催されるか分からない状態だが、仲間や家族など、周囲のいろんな人たちに支えられながら、クラブ全体で切磋琢磨している」と話していた。
◎写真説明:全国大会で5位入賞した飯田女子高弓道クラブのメンバー