全国選抜リトルリーグ野球信越連盟夏季大会は9日決勝を行い、飯田は延長戦の末に松本南を3―2で破り8年ぶり4度目の優勝を果たした。8月18~20日に宮崎県都城市で開かれる全国大会に出場する。
2回戦から登場の飯田は投打がかみ合い、11―0で新潟西を圧倒した。初回に4点を奪い、その後も村沢選手の2本の本塁打などで突き放した。主戦の久保田投手は9奪三振の内容で、相手を寄せ付けなかった。
大会を通して打線が好調の飯田は、続く準々決勝も11―1で須坂に打ち勝った。三郷との準決勝は序盤の猛攻から14点を集めると試合の主導権を握り、岡島投手の力投もあって14―2で四回コールド勝ちした。
松本南との決勝は、両エースを中心とした投手戦となった。2点差で迎えた四回、村沢選手の本塁打で1点差に。最終六回は再び村沢選手が本塁打を放ち、延長戦に突入した。
久保田投手の粘投で七回の反撃をしのぐと、飯田はその裏、滝沢主将が中前打で出塁。走者を得点圏に進め2死満塁の場面で出崎選手が三遊間をあざやかに破り、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
4~5月の春季大会では松本南に競り負けている。伊藤卓哉監督は「敗戦の悔しさをばねに、チームが一丸となって優勝できた」とナインをたたえた。
全国大会は各地区予選を勝ち抜いた16チームが参加し頂点を競う。滝沢主将は「全国でも一丸となって1つでも多く勝つ」と語った。