飯田市上郷飯沼の飯田女子高校バレーボール部3年の岡安美空さん(17)と酒井桃果さん(18)がこのほど、駒ケ根市で開かれた「第76回国民体育大会ビーチバレーボール競技会」の女子2人制長野県大会で優勝した。三重県で9月25日から開かれる全国大会に出場する。大会を前に、2人が抱負を語った。
ビーチバレーへの挑戦は、「いろいろなバレーボールがあることを知ってほしい」と顧問の熊谷敬俊教諭が提案。2人を含む3年生6人がそれぞれペアを作り、県大会へ臨んだ。
試合はトーナメント方式で実施。決勝の東海大学付属諏訪高校とは、接戦ながらもストレートで勝利した。試合を振り返って「うれしかったが、優勝できるとは思っていなかったので驚きが一番」と笑顔。一方で、「砂に足が取られてタイミングが合わない」「コートに2人しかいないため、いつもより頭を使わないといけない」など、6人制のバレーと比較して難しさを語った。
今後の練習について「砂の感覚に慣れて、コントロール力をつけていく」と酒井さん。岡安さんは「2人しかいない穴をどう埋めるか、しっかりと作戦を立てていく」と話した。
全国への意気込みを聞くと、岡安さんは「全国のレベルが分からないので不安はある。どんな相手でも良い試合ができるよう、2人の息を合わせて取り組む」、酒井さんは「長野の代表として出るからには、その名に恥じないような試合をする。一勝でも多く勝ち取り、上を目指していく」とした。
同部は7月に茅野市であった「長野県私立高等学校バレーボール選手権大会」に出場し、3位に。9月10日から新潟県上越市で開かれる北信越大会への出場も決まっている。
◎写真説明:ビーチバレーで全国出場を決めた酒井さん(右)と岡安さん