飯田市内で23日に開催される「2019ツアー・オブ・ジャパン」(TOJ)南信州ステージを前に実行委員会は14日、市内で記者会見を開き、会場などで販売する菓子や応援グッズをお披露目した。
オリジナル商品の開発は、地域の特色を生かし、ステージを盛り上げる取り組みの一環。今大会では「TOJ 大鹿村の山塩ようかん」とオリジナルTシャツの2点を制作した。
塩ようかんを制作したのは同市鼎一色の菓子店「はと錦」(原隆澄社長)。サイクリストの補給食として塩ようかんが人気を集めていることから、実行委員会が提案し、約3カ月を掛けて完成させた。通常の塩に比べてこくと風味がある大鹿村の山塩を使用しており、原社長は「塩を感じさせるためにあずきを少なめに、寒天を多めにした。TOJを通じて飯田の和菓子を知ってもらいたい」と話す。
歌舞伎の隈取が特徴的なパッケージは同市東和町のCG制作事務所「ケー・グラフィックス」代表の川手達也さん(44)がデザイン。5個入り540円(税込み)で、南信州観光公社、まちなかインフォメーションセンター、南信州まるごとショップ「おいでなんしょ」、JA下久堅支所で取り扱っている。当日はゴールのある松尾総合運動所などで販売する。
観戦者向けのオリジナルTシャツは川手さんが原案。南信州ステージのホームチームである「チーム右京」のイメージカラーである黒、赤、黄色を使用した昨年のデザインを踏襲した。
当日、ゴール地点のみで限定10着(1着税込み3500円)で販売する他、インターネットでの受注販売も行っている。
会見で熊谷秀男事務局長は「皆さんに大会に親しんでもらうにはこういうグッズが必要。満足していただける商品ができた」と自信をのぞかせ、「出場選手やチームの関係者にお土産として持って帰ってもらい、全国に広まれば」と期待を寄せた。
◎写真説明:お披露目された山塩ようかんと応援Tシャツ